医学部の進級は厳しい!?留年が多いって本当?
大学生にとって、進級はとても重要です。
「進級できない」とはすなわち、留年を意味しますからね。
しかし一般的に、大学では
「普通にやってれば進級できる」
という認識の方が多いと思います。
では、医学部での進級はどうでしょうか?
まず、
医学部での進級は比較的厳しい
と考えられます。
医学部では、医学に関するあらゆる分野を学びます。
生化学、生理学、組織学、解剖学、薬理学、消化器系、呼吸器系、循環器系、産婦人科系などなど、挙げればキリが無い。
医学は多くの分野を含む学問ですが、それらをほぼ全て勉強しなければならないのです。
これらの科目は全て必修であり、1つでも落とすと留年です。
そしていずれの科目でも、筆記試験で合格点を上回る必要があります。
(当然、資料の持ち込みは禁止。自分の頭に叩き込まなきゃダメ)
他の学部だと、必修がここまで多く無かったり、試験の点数以外で救済してくれたり、次年度に再履修すればOKだったりしますよね。
こういう事情から、留年してしまう医学生が、他の学部と比べても多いです。
それだけ厳しめの学部だということですね。
しかし、実際には
進級の難易度は、大学によって様々です。
進級が緩い大学では、試験が過去問ベースの内容であることが多いです。
この場合は、過去問をちゃんと勉強しておけば合格はそれほど難しくありません。
また、例え点数が悪くても追試・追々試を実施してくれたりします。
一方、進級が厳しい大学では、どの試験も過去問から全然出題されないという事態が起きます。
暗記中心の医学では、全く勉強してない初見の問題を解くのは無理です。
そのため色んな所を勉強しなければならず、勉強量が跳ね上がります。
多くの大学はその中間あたりです。
過去問ベースの易しい科目も多いけど、厳しい科目も一部ある、という感じです。
以前、医学部はそんなに大変じゃないという記事を書きましたが、
あくまで平均的には、という話です。
大学によってはとても厳しい場合もあるので、もしこれから医学部の受験を考えてる人は、ネット等で下調べしておくと良いかと思います。
ちなみに傾向として、
入試の偏差値が高いほど進級は緩く、低いほど進級は厳しい
と言われています。
いかがでしたか?
医学部の進級事情、参考になれば幸いです。